フィル現をした後には、どんな写真が写っているのか、確かめるのにベタ焼きというものをします。
正式には、コンタクトプリントと言いますが、みんな“ベタ”と読んでます。ベタベタ。
実際に写真を焼くと、ネガの印象と違ったものだったりするので、だいたいの人はベタを焼いてから、作品にするものを選びます。
何年もたつとネガの量が増えて、過去の作品を焼きたいときに探すのも、なかなか大変なので、
ベタを捨ててしまう人もいますが、焼いた後はファイルするなりまとめておくと便利です。
たびたび、ベタを焼くのも面倒だし、印画紙も消費されて財布にもやさしくないので。
さっきからベタベタ言ってますが、ベタとはこれ↓
ネガに何が写っているか、一目で見るもの。
ネガ、印画紙(RCペーパーの四つ切)、ガラス板
を用意します。
2 フィルターをはずします。
3 絞りを8に合わせます。
(ネガの濃さや好みで値を変えても構いません)
4 ネガをひとまず置いて、引き伸ばし機の光が
四つ切のサイズより広くなるようにします。
5 その後、セーフティライトの状態で印画紙を取り出し、
印画紙 ⇒ ネガ ⇒ ガラス板
の順に載せ、タイマーを5〜8秒ほどに設定し焼きます。
(この値も、引き伸ばし機の光源やネガの濃さ、好みによって変わります)
6 このあとは、通常の現像と同じ、
現像(90秒)→停止(30秒)→定着(5〜10分)→水洗(30分)→乾燥
で出来上がり。