プリント
彩新写真
  ピントルーペ(フォーカススコープ)、ブロアー、印画紙、ネガを用意。

  プリントしたい、ネガのコマも確認。

  ライトボックスを使ったりして確認するのも可。

 

 

 

 

  イーゼルも、大全などの大きいサイズを焼くときは換えます。

  今回は、カビネなのでこのサイズ。

 

  メモ用に、ボールペンなども。

  音楽も大事。音なしは、意識がハイになりかねません。

 

 

  次に、液も準備します。

   焼きたい印画紙の大きさにあったバットを3つを机に用意。

  左から、現像・停止・定着の順に指定のバットを置く。

  流し台には、水洗のバットに水を張っておきます。

 

 

  机上のそれぞれのバットに液体を入れます。

  現像液は1:1に割ったものを使用。

 

 

 

   1:1の液は、反復使用(繰り返し使うこと)するため、

   液の耐用回数を過ぎたり、液が効果をなくして、疲れてきたら、

   原液を、水と割って新しいものを作ります。

   その際に、古いものはきちんと廃棄。
 

 

 

  停止液は、水をバットに適量入れ、酢酸をキャップ1杯程度。

  

  定着液も、ポリビンからあけます。

  定着も、現像液同様に、疲労していたら、水と定着原液を1:2に割って使用。

 

 

  ピンセットも、3本用意。

 

 

 

 

 

  準備完了。

  引き伸ばし機の電源を入れます。主電源と、タイマーの2ヶ所。

  部屋に設置してある、セーフティーライトも点けて起きましょう。

 

 

 

  プリントしたいネガを、ネガケースから取り出し、

  ブロアーでホコリをはらいます。

  指で、触ると指紋がついちゃうので扱いに注意っ。

 

 

 

 

  ネガキャリアにセットします。

  表側を上向きにしてはさみます。

  セットする向きを間違える、絵が左右反転しちゃいます。

  でも、わざとその状態で焼くのもOK。

 

 

 

  キャリアを固定する、レバーを下げます。ガチッ。

 

 

 

 

 

10  タイマーをFOCUSに切り替える。

   

 

 

 

11  電気を消して、キャリアーのネガの写る範囲を調整します。

    ※ここから写真は作業を見やすい用に、電気を点けてます。

  

 

 

 

 

12  現像済みの印画紙などで、引き伸ばし機を上下させ、

    高さを調整して、写す大きさを印画紙に合わせます。

    大きい作品を焼くなら、レンズを50oに変更。

    トリミング(写す位置や、枠の太さの調節)も行う。   

 

 

 

  電気を点けていないと、こんな状態。グルグル。

  カビネだと、こんな感じ。

  赤い、フィルター越しなら本番印画紙でもOK。

  でも、時々落下事故が起こるので自分は恐怖症です。。。

 

 

13 次に、ピントルーペ(フォーカススコープ)を使って、ピント合わせ。

    大きいダイヤルを、回しアバウトに調整。

    小さい方で、微調整できます。
 

 

 

 

 

    ピントが合っているのは、ルーペを覗き込んで、

    粒子が1粒1粒がはっきり見えた状態。

 

 

 

14  絞りを調整。基本は8。

    F4 - F56 - F8 - F11 - F16

     多い ← 光の量 → 少ない

 

 

 

15  フィルターもセット。

   詳しくはフィルター効果のページで。

 

  

 

 

 

16  タイマーセット!!!

    露光時間は、慣れてくると、ネガの濃度を見れば大体分かるように…

    絞り・フィルター・露光時間の組み合わせで、好きに焼きましょう。

        As you like. 印画紙の裏に、これらのデータをメモっておくと便利。

 

 

17 後は、印画紙をセット。

    印画紙を出したら、電気は点けないように。感光しちゃいます。

    電気点けたきゃ、もう一度袋に戻すか、定着液につける作業までか。

    印画紙は、光を受けたところが反応して焼けるので明かりは禁物。

    セーフティーライトは光の波長の違いでセーフ。

 

 

    試し焼きで、秒数のデータ(段階)の取り方は、

    印画紙を全体を目安の秒数で焼きます。

    次に、印画紙を、別の紙や現像済み印画紙で一部を覆いながら、

    2秒ごとなど、取りたい段階秒数を露光しながら、紙をずらします。

    境目に、線を書くと見やすくなります。

    

18  ここから、現像に入ります。

   現像開始は、膜面(露光をかけた面)を下になるように入れ、

    90秒間液に浸します。

   時折、ピンで揺らしたりし、ムラができないように。

 

 

19 液と液が、混ざらないようにしっかりと液を切ります。

    後は、同様に、停止液・30秒間 → 定着液・5〜10分間。

    定着液に10秒程つけたら、電気を点けてOK。

    ただし、定着ムラも出来ないように、ピンセットで攪拌を。

 

 

20  今回は、電気を点けてたので見事に感光。

   まっくろけ。印画紙の大きさとショックは比例します。

   

 

 

 

21 指定時間以上、定着液につけたら水洗。

    薬液を流します。流水で30分以上。

    定着バットにある程度作品がたまったら、やりましょう。

    その方が、合理的。

  

 

 

22  水洗が終わったら、干す。

   スポンジで、水気を切ったりして、印画紙同士がくっつかないように。

   ドライウェルに30秒つけたら、スポンジは使わなくて平気。

   しかも、早く乾く。仕上がりもキレイ。

 

   基本、翌日には取り込みましょう。

   最悪、ドライヤー等で乾かす手段もあります。